会社員トラベラーやっすのぶろぐ

世界一周と47都道府県制覇をした会社員ブロガーやっすが週末旅行のおすすめや初心者旅行のノウハウをお伝えします!

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アフリカって危険なの?実際に起こったトラブル3選【スられて、逮捕されて、ゾウに追いかけられる】

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こんにちは。やっす(@yassu_blog)です!

アフリカって行ってみたいけどなんか怖い…

そう思っている方も多いのではないのでしょうか?

私は世界一周をした時に、アフリカのエチオピアから南アフリカまで縦断したのですが、やはり旅に出る前は不安がとても大きかったです。

そして旅の中でやはり多少のトラブルには巻き込まれました。

 

ですが、アフリカは多少トラブルがあってもそれを超える魅力がある国々です。

今日は私が体験したトラブルの例と、どうすればトラブルに合わないのかということについて考えたいと思います。

旅に出る前に、行き先でどのようなトラブルが発生するか知っておくことはとても重要です!

 

ちなみに私の世界一周のルートはこちらの記事に載せています。
yassu-blog.hatenablog.com

目次

財布をすられる@タンザニア

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まずは旅で定番のトラブル・財布をすられるです。

この時はスリのプロ級の腕前に感動してしまい、「まぁしょうがないか」と思ってしまったほどです。

 

すられたのは、タンザニアの首都・ダルエスサラームの駅でザンビア行きの列車のチケットを買い、宿へ戻るバスの中ででした。

バスはかなりの満員で、「これはスリが出るかもしれない」と危惧した私は、鞄を前に抱え、財布が入った尻ポケットをずっと手で押さえていました

ポケットにはボタンもしてあり、手で押さえていればさすがに取られないだろうと考えたのです。

そしてバスは無事に終着に着き、私は安心して、鞄を背負いなおし、バスから降りて、ふと財布を取ろうとしました。

ポケットから手を離したのはおそらく30秒もないでしょう。

この間にマジックのように財布は無くなっていたのです!

おそらく私がずっとポケットを触っていたことで、スリは財布の在処に気づき、私が手を離す隙を狙っていたのでしょう。

よく考えるとスリは、バスの動いている最中ではなく、人が乗り降りするタイミングを狙うはずです。(スってすぐ逃げるため。)

一瞬でボタンも外されており、あまりの華麗さに感動すら覚えました。

 

すられたお金は戻ってきませんでしたが、ダルエスサラームは治安が悪いとわかっており私も最低限の対策をしていたため、被害は最小限で済みました。

その対策とは

  • 初めから財布の中にはその日に使う分だけのお金(約2000円)ほどしか入れていなかった
  • 買ったばかりの列車の切符は腹巻きの中に入れていた

ポケットに入れるものは、無くなってもよい物だけにしましょう。

私はアフリカではスマホも腹巻きの中に入れていました。

 

ちなみに、バスを降りたところから、宿まではもう一本バスに乗る必要があったのですが、次のバスの運転手に財布をすられたことを話すと、無料で乗せてくれました。

「せっかくタンザニアまで来てくれたのに悲しい思いをさせてごめんな」

と言われ、心が癒されたのを覚えています。

警察に捕まりそうになる@ケニア

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さて、お次はアフリカならではのトラブルかもしれません。

ちなみに決して悪いことはしていませんよ!

 

この時は日本人の友人とケニアの首都・ナイロビの街を歩いていました。

ナイロビも世界でも有数の危険都市なので、私たちは最低限の用事だけを済ませて、宿へ向かっていました。

 

この用事とは、「米ドルを引き出す」ということです。

アフリカ縦断には所々米ドルが必要なツアーなどがあるのですが、米ドルが引き下ろせるのはケニアのナイロビなど何か所かしかないため、危険な街ナイロビで引き出す必要があります。

 

宿へ向かって歩いていると急に中年の女性に友人が呼び止められます。

「お前はなにをしているんだ、パスポートを見せろ。私は警察だ。」と。

友人がその女性が私服だったので、

「まずはそっちが警察の証拠を見せてくれ」と言うと女性は警察のIDを出してきました。

本物の警察だったのです。

そして、「その態度は何だ、連行する」と言われ、私たちは近くの交番まで連れていかれました。

交番の中には小さな牢屋もあり、中には捕まったばかりと思われる人が入れられています。

警察は、「お前たちにはテロリストの疑いがある。パスポートを返してほしければ100ドル払え。」と言ってきました。

そうです。ケニアでは本物の警察が賄賂を要求してくるのです。

私の友人は英語が流暢なので、懸命に弁解しますが、警察は一歩も引かず、

「ここの牢屋にぶち込まれたくなければ今すぐ払え!」と脅してきます。

懸命に弁解する友人、黙りこくっていた私…

1時間ほど時間がたったでしょうか、警察は全く折れる気配がありません。

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しかしついに、ここで転機が訪れます。

なんとその警察は、黙りこくっている私を見て、

「お前は言い訳も言わずに反省しているようだ。お前はいい日本人だから帰してやる。」

と言い、パスポートを返して釈放してくれました

もう、何が何だかわかりませんが、とりあえず自由になった私は走って宿まで戻り、宿の人を連れて交番にまで戻ります。

するとそこには手錠をかけられ連行されそうな友人が。

宿の人が鬼のような形相で警官にそいつを離せと詰め寄ります。

最終的には、「1000シリング(約1000円)で許してやる」と警察。

友人は結局、1000シリングを払い解放されました。

宿の人が言った「これもまた人生だよ。」は妙に納得感を与える言葉でした。

 

このようにアフリカでは警察はあまり信用できません。(もちろん国によりますが)

警察に何かを言われてもすぐに信頼しないほうが良いです。

また、詐欺などの集団と警察がグルの場合などもあるので気を付けましょう。

ゾウに追いかけられる@ボツワナ

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さて、最後はアフリカならではのトラブルです。

1年間の世界一周で唯一「死」を感じました。

 

ゾウに追いかけられたのはボツワナのオカバンゴデルタでのウォーキングサファリです。

ウォーキングサファリは文字通り歩いて回るサファリです。

昼間に回るので、ライオンなどの肉食獣は少ないものの、やはり危険を伴います。

ただ、動物と同じ目線にいられるというのは、またとない貴重な機会なので、参加しました。

 

ツアーの初めには「私は、ツアーで自分の身に何かあっても主催者には責任を問いません」という紙に一筆書かされます。

一応「動物に襲われたりすることあるんですか?」と聞いてみると、

基本的にはないよ。」と言われ、

基本的にってなんだ…と思いながらもサインを書きます。

 

そしてついにサバンナを丸腰で歩く時が来ます。

もちろんガイドは付いているのですが、ガイドも丸腰なのでライオンなどに襲われたらアウトです。

動物が近くにいるときは音を立てないというのを徹底して、動物たちを観察します。

それほど大量に動物がいるわけではないのですが、ドキドキ感を感じながら、遠くのシマウマなどを眺めます。

バッファローの集団が遠くにいたときに、ちょっとテンションが上がったのですが、

ガイドに「バッファローの集団が一番危ない。オスは群れを守るために神経質になっているから音を立てるな!」と怒られました。

でもそれぐらいサバンナを歩くというのは危ないことなのです。

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丸腰のガイド

 

そして、林の中も探検します。

ここまで、動物は遠くから眺めるだけなので若干緊張感も解けかけていました。

しかし、林を歩いていると急に茂みの向こうから低いうなるような声が聞こえてきます。

「う~、う~」という音で急に緊張感は高まってきます。

ガイドは「静かにしろ」といい、土をつまんでゴルファーのように風の向きを把握します。

「こっちは風下だから、相手はこっちに気づいていない。音を立てるな。」と言い、私たちを制止します。

しかし茂みの向こうの動物はこちらを威嚇するようにうなり続けています。

この時私はライオンが茂みの奥にいると思い心臓がバクバクしていました。

 

沈黙が続くこと30秒ほど…

急にガイドが走り始めました。

「逃げろーーーー!!!」

一瞬戸惑うも、ガイドを追いかけて走り始める私たち。

ふと振り返ると後ろからゾウが追いかけてきていました

 

懸命に走ると、向こうもすぐに追いかけるのをやめ、何とか逃げ切ることが出来ました。

「相手はこっちに気づいていない。」は何だったんだと思いながらも、逃げ切れた幸運に感謝しました。

それにしてもゾウがあのようなうなり声をあげるとは…

動物園のゾウが鳴く、「ぱおーん」のような可愛さは全くなく、サバンナでは野生の動物が命を懸けて生きているのだということを身をもって実感しました。

 

正直危険ではありますが、命の大切さや自然の雄大さ、怖さを身をもって実感できる機会ですので、勇気のある方は自己責任で行ってみてください。

 

ちなみに安全なサファリの情報はこちらで

 

yassu-blog.hatenablog.com

 

トラブルに合わないためには?

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さて、アフリカでのトラブル体験をお伝えしましたが、一つ忘れないでいただきたいのは、

  • 基本的に人々はみんな親切である

と言うことです。

どうしても危険な場所という印象があると、周りの人々が全員悪者に見えてしまいますが、99%の人々は親切な人です。

ただ残りの1%が悪いことをして、人々に悪い印象を与えているのです。

 

さて、そんな1%のターゲットにならないようにするために、私は以下のことに気を配っていました。

  • 気を付けるべきは都会
  • 持ち歩くものは最低限
  • 人を信頼しすぎない

トラブルがあった場所からもわかるように、やはり人の集まる都会は基本的に治安が良くありません。

街の中にも治安が良いエリアと悪いエリアがあったりするので、しっかり下調べをしましょう。

また、たくさん荷物を持っている=盗めばお金になると考えられがちなので、街を歩くときはできるだけ何も持たずに歩きましょう。

宿の移動の時は難しいですが…

そして最後の人を信頼しすぎないというのはとても難しいですし、警戒しすぎると旅がつまらなくなってしまいます。

私は、他の要素と組み合わせて、その人をどれくらい信頼するか考えていました。

例えば観光地で話しかけてきた人は30%くらいしか信じないけど、田舎の村のレストランでたまたま隣の席になった人は80%信じるといったように。

まぁこれが難しいんですけどね 笑

 

私が旅の時の危険と安全について考えていることを次の記事でまとめたので、詳しく知りたい方は読んでみてください。

yassu-blog.hatenablog.com

アフリカの魅力

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トラブルをたくさん書いたので、マイナスな印象になったかもしれませんが、アフリカはそのマイナスをひっくり返すほど魅力の溢れる大陸なのです。

アフリカで感じる人の温かさも、雄大な自然も、独特な文化もすべて訪れた人の糧となるので、是非訪れてみてください。

 

アフリカのおススメの観光地は以下の記事にまとめています。

yassu-blog.hatenablog.com

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

思っていたより危ないと感じたか、平和と感じたか…

どれだけ気を付けていてもトラブルは起こるときには起こってしまいます。

ただそれをただ怖がるだけでは大きなチャンスも逃してしまうので、しっかり対策を練ったうえで、勇気をもって一歩を踏み出しましょう!

きっとアフリカを訪れてよかったと思えるはずです!